1.《ネタバレ》 旧作はおもしろかった。オスギがこれ思いっきり酷評してたので、全然期待せずに観たけど、ごめん、こんな沈没しそうな評価の中言っちゃうけど、これもすんげーよかった。確かに物語はベタだし臭いし、つっこっみまくれるんやけどね。駄目な所は、色んな所でさんざんゆわれてるから、パスして、で、俺は、ベタなドラマも臭いドラマも嫌いじゃないんで問題なしでした。それに突っ込みどころも、あの妖星ゴラスを克服した俺には、なんの問題もございません。もともと、旧作も突っ込める、てゆーか、日本沈没とゆう本題自身が、おいおい、やからね。でも、それよりも、この映画には、ナショナリズムな匂いがプンプン、日本を守るために命をすてる覚悟、こりゃ、燃えますがな~。日本で生きてる我々にしては。しかも、愛し合う二人の一人は、海底で日本を救い、もう一人は、高い場所から人々を救助する、この高低差に離れた惹かれあう二人の思いの真ん中に自分達の住む日本があって救いたいものがある、これは俺の心のど真ん中にビビってきたわ。己の国を守るための覚悟、それは大きなものじゃなく、ほんと身近な人たちが主体、その人たちを救いたい気持ちが、しいては国を守ること、そしてやがて覚悟になる。そんな事をこの映画から感じました。今の政治家、官僚は見たらえーんちゃう。ほんで、そーや自分のことより国のためにがんばろー!って・・ならんか。ならんやろーなー。アメリカは日本を見捨てたって台詞も、よかったな~。いざとなれば、そりゃ見捨てられるわって、北の核の事考えてハッとしましたわ。そして、やはり平成の世では日本は沈没させてはならないのであります。日本がんばれ!・・てならんか。ならんやろーなー。やっぱ。あと、脇役ながら、あの無理に明るくふるまい放浪する人達も絶望感が漂ってて、いいスパイスになってました。