1.生活も教育も何不自由なく生活していたと思われる4人組みと、全くその正反対を生きてきたと思われる4人組のアクションというかサスペンス映画。双方に誰がどのようにジャッジしようもない正義と悪がぶつかりあって、「豊かさの果てに残るものは何?」と、視聴者にとことん追求するような映画。当時はショッキングだったけど、今見るとわかりやすく描かれていて、恐怖からは誰でも戦うか逃げるか隠れるかを選択するんだなって思った。後はキャラクター構成(当時にしてはファッションなんかもよかったんだね)や心理描写もアメリカの国民性というか社会性というか、豊かさ一辺倒じゃなかったってこと。アメリカの文化が10年経って日本に浸透するっていうジンクスがよくわかった(でも今は5年もかからないだろうけど)。それになんていっても映画としての演出が効いていたような気がします。カメラ位置とか、本当に「人」が描かれている。主役級の8人全員がはっきりとした個性出ていたし、仲間同士の親密さやルールっていう細かいところもはっきりさせてあって納得してしまうような所が度々あったし、カッコよかったし、リアリティあったし、どのシーンも良かった。ざらにあるような映画じゃないです。