5.《ネタバレ》 はっきり言って「子供向け」じゃなく、「子供だまし」映画。現代の子供を嘗めてるね。
悪い意味での邦画特有の垢抜けなさ、センスの無さが目立つ。安っぽいCG、安っぽいセット、安っぽいギミック、やたらスケールだけ大仰な幼稚なストーリー、どっちつかずのギャグとシリアスのせいで、妖怪の恐怖感も、お祭りの盛り上がり感も無いショボい展開、豪華な顔ぶれなだけでヘタクソな演技の出演者etc.etc。
あと、これは監督の演技指導に問題があるが、神木くんの演技が一本調子すぎる。特に叫び声が「うわっ」「うわわわ~」「う~わ~」と記号的なテンションばかりで、それに加え、子供特有の甲高い声のせいで非常に耳障り。聞いていてイライラさせられた。
小学校低学年以下には話が分かりにくいだろうし、高学年以上にとっては話もアクションも幼稚すぎる。今どき、大人はもちろん、日本のレベルの高い漫画やアニメを見慣れている現代の子供にこんなお粗末な映画は通用しないでしょ。 漫画は進化しているのに、邦画は退化してると言うしかないね。