1.駄作中の駄作で時間の無駄でしかない。核実験による被害者という形をとりながらもモンスターちっくな感じにしているので、不条理なんだか不条理じゃないんだかよくわからない。描かれ方は明らかにモンスターだが、英語を話して二本足で歩き、無線を使いこなしている。それなのに人間や小鳥を生身のまま食うという意味不明な設定。畸形であることとモンスターであることは異なるはずだ。形式的にではあれ、整合性は必要。彼ら家族が躊躇無く残虐に(わざわざ斧を鋭いほうに向けたりして)殺すのは彼らが人間ではないとみなしているからだ。その割に人間のような面も出されていて、どうしようもない。そして何より、オープニングだが、枯葉剤と放射線は別である。そもそもその点で批判になっておらず、ただの扇情でしかない。くだらない映画だった。