3.《ネタバレ》 また、邦題に騙された…。
ミステリー要素なんてまるで無し。無数に乱造されている有象無象のB級殺人鬼ホラーのひとつ。当然のように、オリジナリティ絶無。皆無。ゼロ。いやマイナス。同じジャンルでも、「誰が犯人か?」という一点に特化していた分、「スクリーム」の方が作品のスタンスとしては数段マシ。
前半はクリスティっぽく、真面目に見立て殺人を演出していたものの、後半に行くに従って、「そんなことは忘れた」と言わんばかりの、ただの「おバカホラーコメディ」に成り下がる。
犯人の意外性も必然性も無し。と言うか、なんであんたが犯人?なんでそんなにジェイソンばりに不死身なの?笑うところ?
本格にもパロディにも徹し切れていないことを、「どうせ私らの作るもんはB級ですから」と開き直り、始めから真面目に作る気が無い中途半端な駄作ホラーの典型。0点にも値しない。