1.《ネタバレ》 冒頭のドライブスルーでのやりとり。厨房に入ったら真っ暗で誰もいない。注文の品を作っている様子もない。オープニングのこの演出が最高です。期待に胸が高鳴ります。
でもそこから先は何もかもが期待はずれ。
ジャンルは『不死身系殺人鬼もの』。ぶっ飛んだバカピエロのスラッシャー。だったら無差別にしてほしいです。もっと理不尽な暴力を希望します。
過去との因縁めいたものにするなら、ミステリー仕立てにしてほしい。『実はフィッシャー(彼氏)が犯人だった。』『店長が犯人だった』何でも良いのです。先読みされてもいい。ベタでもいい。サプライズあってこその因縁。
ホラー演出がチープ。『何かが起こったとき』ではなく、『何かが起こる前』の雰囲気づくりが大事。学校でのピエロ襲撃は本当にひどい。
全編通してシーンがぶつぎり。淡白な登場人物たちのなか、母親の迫真の演技だけが妙に浮く。ちぐはぐで、クソ面白くないC級作品です。