1.《ネタバレ》 退屈な映画の典型ですね。
GHQ側は、名古屋空襲の際、日本軍に撃墜され、B29からパラシュートで脱出した捕獲搭乗員38名を裁判なしで即斬首した責任を取らせたい、
岡田中将は、無差別空襲自体が違法であるから処罰しただけと主張。
岡田中将の意見など通るわけもなく、当然死刑。
岡田中将は全責任は命令したわたしにあり、部下には責任はないといったが、
それは当然のこと。
これを美談として描きたかったのかねえ?
戦争の悲惨さを描きたいのなら、空襲の場面、機銃照射の場面、孤児院が焼ける場面などをていねいに描けばいい。
それなのに予算がないのか、全くの手抜きで、証人に証言させるだけ。
空襲の様子などは絵で見せるだけ(失笑)
ぐだぐだと証言だけすすむ法廷の密室劇では、感情移入などできるはずもない。
TVドラマでももっとましに作るとおもう。
岡田中将は裁判時56歳くらいなのに、役者がえらく年取っていて違和感ありあり。
あんなよぼよぼで年寄りくさい中将なんてありえない。
もっと軍人らしく壮健であったはず。
まちがっても若者は見に行ってはいけない。
題名の明日への遺言もなんのことか不明。
こころに何も残らないむなしい映画です。