1.《ネタバレ》 これ、バンコクの映画館で観ました。オリジナルの「レイン」はここでは評価低いですが個人的にとても好きな映画なので、孤独で聾唖の殺し屋をニコラス・ケイジがどう演じるのかなぁと思っていたのですが・・・。果たして聾唖はヒロインの方でした(笑)
吹替えで見直してもやはり殺し屋の切なさや、主人公が殺し屋になる経緯などがまったくないので評価が上がることはなかったです。タイが舞台なのにタイ人は主人公の御用聞きみたいだし、前面に「強くてかっこいいアメリカ人」ばかり出ていてがっかり。水上マーケットや川辺のレストランなど観光案内みたいでしたし、ヒロインに対するニコラスのにやけ顔は見ていてつらいものが。タイのお姉ちゃん目当ての脂下がったおっちゃんみたいでしたー。なんで薬剤師のお姉ちゃんが舞台でタイダンス踊ってんの??とか、ボートでの追跡シーンも、殺しのプロとしてはお粗末で思わずツッコミを。ついでにやっぱりヒロインはタイの女優さんを使って欲しかったかなぁと。二人でえさをあげる小象が可愛かったのと、洞窟の中の涅槃像が良かったかな。セットじゃないなら行ってみたいです。ニコラス・ケイジのおでこばかり気になった2時間でした。