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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

[モノスゴクウルサクテアリエナイホドチカイ]
Extremely Loud and Incredibly Close
2011年上映時間:129分
平均点:6.07 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-02-18)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2012-02-14)【ムラン】さん
タイトル情報更新(2018-01-21)【TOSHI】さん
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監督スティーヴン・ダルドリー
キャストトム・ハンクス(男優)オスカーの父 トーマス・シェル
サンドラ・ブロック(女優)オスカーの母 リンダ・シェル
マックス・フォン・シドー(男優)賃借人
ジョン・グッドマン(男優)ドアマン スタン
ヴィオラ・デイヴィス(女優)アビー・ブラック
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)ウィリアム・ブラック
スティーヴン・ヘンダーソン(男優)ウォルト
ジェームズ・ガンドルフィーニ(男優)
江原正士オスカーの父 トーマス・シェル(日本語吹き替え版)
本田貴子オスカーの母 リンダ・シェル(日本語吹き替え版)
山像かおりアビー・ブラック(日本語吹き替え版)
鈴木れい子オスカーの祖母(日本語吹き替え版)
脚本エリック・ロス
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影クリス・メンゲス
製作スコット・ルーディン
パラマウント・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザース
製作総指揮セリア・コスタス
配給ワーナー・ブラザース
美術K・K・バレット(プロダクションデザイン)
ジョージ・デ・ティッタ・Jr(セット装飾)
衣装アン・ロス〔衣装〕
編集クレア・シンプソン
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2.《ネタバレ》 あるある感(リアリティ)わかるわかる感(共感)をほとんど感じない作品でした。
・なぜあれほど執拗に母を責めるのか?(父から電話があった時不在だったことを)
 母も出勤中だったからであり遊びやまして他の男性と会ったりしていたわけではない。
 オスカーは当然理解しているはず。
・母も父から会社に電話があり最後の会話ができたことをなぜオスカーに話さないのか?
・「鍵」がなぜこの物語の「キー」になっているのか?またメモに書いてあった「BLACK」を名前と決めつけるのか?
・「間借人」はオスカーへの態度で早々にお祖父さんと解ってしまう
・オスカーのハチャメチャぶりも見苦しい(工場での部品バラマキなど)
これでは感動・感涙には程遠い。
あげく鍵の主はアカの他人、というオチではズッこけるしかありません。
yoroshikuさん [DVD(字幕)] 1点(2023-12-04 18:40:04)
1.《ネタバレ》 強い絆で結ばれていた父が9.11で亡くなり、その父との絆を強く求めて、父の遺品だと思われたカギで開けられる場所を必死で探す精神障害の少年。

そういうスタートを切ったのであれば、この物語は、少年がカギを開ける場所に到達し、その場所に、少年の心に光を照らす何かがあって、ハッピーエンドで終わるべきではないだろうか?

しかし。

必死にカギの場所とそこにある父の影を探し続けてきた少年の前につきつけられた答えは、


「その鍵は、見知らぬオッサンの父親の貸金庫を開ける鍵」

ということだった。

結局、この物語で”感動”をもたらすエンディングとして提示されたエピソードは

カギで父が遺したステキな何かを発見して少年の「あの時、父からの電話に出られなかった後悔をクリアしたい。お父さんとの失われた8分を取り戻したい」という思いが成就することではなかった。

精神障害の息子とイマイチ深く関われていなかった母親が、息子のカギ穴探しの旅がスムーズにいくように密かに根回し活動をし、
後日「エッ、オカンが裏で支えてくれてたん?」と知った息子が母と和解するということであり、それによって心がクリアになった息子が9.11のトラウマを乗り越え、父に誘導されても乗れなかったブランコに乗れましたとさ、めでたしめでたしということであった。

確かに、”謎のカギ”や”冒険”という、けっこう小説では使われがちなテーマは、一歩使いかたを間違えると、よくありがちなパターンになって「オチ読めたし、つまんねー」と、否定されやすい。

父親からの息子への手紙とか、生まれたばかりの息子を抱く父とか、そういうテッパンのアイテムが
カギで開けた箱に入ってたら、それはそれで評価ダダ下がりだっただろう。

だからあえて、カギの先にあるものと父親をリンクさせるという真正面からの真っ向勝負に出なかったのでは?

しかしながら、カギの先を探している過程で意外にも祖父との距離が縮まりました、とか、カギの先を探すサポートをしてくれた母親と和解できました、という、サイドストーリーを持ちだして

「はい、実はこっちが感動エピソードなのでした。意外でしょ?えへ、なかなか面白いプロットでしょ?」

と、やってやったぞ感に満たされてストーリーを書いていたとしたら、非常にタチが悪い。

貸金庫の話も煮詰めないまま突然終わらせ、そのカギの持ち主が離婚したはずの妻となぜかヨリ戻してるワンシーンを意味もなく見せ、祖父の死んだ息子や孫への気持ちもよくわからないまま「はい終了」で、誰が感動できるというのだろう?


(この映画にガマンならないので、あの開いた貸金庫には100億ドルの金塊が遺されていて、それに目がくらんだ元妻が遺産狙いで「やっぱりまた夫婦に戻りましょう」と色目を使ってカギの持ち主の男とモトサヤに持ち込んだに違いないと、いぢわるな解釈してやる。)

相撲の勝ち方で批判を浴びていた白鵬にたとえるならば
「勝てばいい」とばかりに、まっこう勝負に出ず、立会いの変化によって、ふいをつかれた相手を倒すという勝ち方と同じではないか。

この映画は、「はっけよーいのこった!」の声で立ち上がり相手に向かって突進するそぶりを見せて、ひょいと身をかわし、相手を「おっとっと!」って土俵際まで勢いづいたまま行ってしまったその背後から背中をポンと押して「はい、勝ちました」と言っている様な映画ではないか。

どうりで、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞でも かすりもせず、アカデミー賞では作品賞&”しゃべらないオジイチャン”が助演男優賞でノミネートされただけで、オスカーは渡っていない。

9.11、精神障害、謎のカギ、探検・・・なんて、ずうずうしく並べて、いかにも「みんな、感動してくれ!」って感じなところとか、かえって毛嫌いされたのに違いない。

しかも「オスカーをくれ!」といわんばかりに、主人公にオスカーとか名づけている時点で、もうアウト。(実際そのつもりで名づけたかどうかは知らないが)

とにもかくにも、9.11と精神障害の少年という、最強のヒューマン映画臭を漂わせながら、カギという誰もが興味を強く惹かれる思わせぶりなアイテムをチラつかせてきたくせに、カギでまっこう勝負をしてこない、本当に卑怯な物語である。
フィンセントさん [DVD(字幕)] 1点(2017-12-15 13:22:30)(良:3票)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 6.07点
011.82%
123.64%
211.82%
323.64%
423.64%
51018.18%
61120.00%
71221.82%
81120.00%
923.64%
1011.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 3.66点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review4人
chart

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞マックス・フォン・シドー候補(ノミネート) 

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