1.《ネタバレ》 本サイトで高評価だったので期待したが、展開に起伏がないし、何を訴えたいのか全く伝わってこない作品だった。
クリント・イーストウッド主演の「ファイヤーフォックス」と同じく、本作はモスクワで反ナチス運動をしている幼馴染のジュリアにたどり着くまでがメインストーリーだが、冒頭の、なかなか本が書けない主人公の葛藤や成功など、本筋に必要ないエピソードが多すぎる。
ジェーン・フォンダは、まるでファッションショーのように衣装替えが多かったが、それが返って、1938年の舞台設定の雰囲気をブチ壊している。
ジュリアに逢って、自分の産んだ子を探してほしいと頼まれる主人公リリー。
しかし、いかに戦争が始まったとはいえ、この結末は酷過ぎると思う。