2.「フットルース」や「クイックシルバー」のころから大好きで、「告発」や「激流」で再ブレイクしたケビン・ベーコンの演技が見たくて見に行きましたがこれが大失敗。
いやいやいや、ケビン・ベーコンは流石の演技でした。
表情の変え方やしゃべるトーンまで、とてもいい味を出してます。
シャリーズ・セロンもとてもいい演技ですが、個人的には誘拐犯であるケビン・ベーコンにやられちゃって欲しかったな、と。どんなシーン、どんな演技をするのか非常に興味があります(単にAVでは何の満足も得られないからだという噂もありますがね)
ダコタ・ファニングがスタッフロールのトップな理由はまったくわかりません(笑)
3つの場所、3人の誘拐犯、3人の人質というネタは面白いと思います。
ですがこの映画からはストーリーの深さを感じません。演技力と「伏線か・・・?」という意識だけで引っ張っていき、何の落ちも展開もありません。松坂牛を使いながらこの程度の味かよ、という。
この映画を基本にして、単なるサスペンスだけでなく、更に医療関係、人間模様、といった幅の広がったテーマを扱うことは十分にできると思うだけに、スタッフロールが出てきたときには「あれ?おしまい?」という感じ。麻酔科医の立場が日本とアメリカではかなり違うことにそれなりに感心したくらいかな。