3.《ネタバレ》 は~、面白いサスペンスってなかなか無いもんだなあ…。
愚痴から入ってしまいましたが、そんな程度の駄作サスペンス。あまりにも凡庸な展開とオチに閉口。他の作品のレビューでも散々書いてきましたが(笑)、今はもう観客の目が肥えてしまっていて、サスペンスやミステリーには、今まで以上に「工夫」や「オリジナリティ」が求められているんですから、こんなありきたりなオチを持ってこないで欲しいんですよねえ。まして「主人公が犯人オチ」なんて、ほとんどの観客の予測範囲にデフォルトで入っているものであって、いかにして意外性を出せるかに、この手のジャンルの価値はかかっている訳です。つまり「怪しくなさそうな人物=犯人」という展開は、超えるべき初期設定でしかなく、「主人公が犯人でした~」で、安心しているようではダメなんですよ、監督さん。いや、もちろんそれでも良いんですが、問題はいかに良い意味で「観客を騙せるか」なんです。こんな誰でも見当がつくような展開ではダメですよ~。
「サプライズ」ありきのジャンルだけに、後になるほど作るのが難しくなるのも分かりますが、もう少し、独自の工夫をしてもらわないと。