1.リーがアメリカに渡ってから、謎の死を遂げるまでの半生を描いた作品。
あくまで伝記ドラマなのでお話はまとまっていても、正直ストーリー自体は物足りない。
ファンなら当然知っていることばかりで、結局主役ばかりに目がいってしまった。
リー役のジェイソン・スコット・リーは、役作りはしていてアクションも悪くはないのだが、
リーとはあまりにもイメージが違いすぎる。格闘技の経験もないらしく、
肉体はすべてボディービルで鍛えたもの。外見もスマートなリーと比べてがっちりタイプ。
これだけイメージが違うと、無意識のうちに拒否反応を起こしていたようで、
最後まで映画の中には入っていけなかった。ブルース・リーをよく知らない人、
またはコアなファンではない人向けの映画。