1.名作「大空港」の続編としてヒットを当て込んだ本作。「大地震」の余り予算で製作されたとの噂があるという、安易な性根が見える愚作です。ダナ・アンドリュース、グロリア・スワンソンを始めとしたキャストも演技のしようがない役どころで只の顔見せ状態という脚本があまりにもお粗末。穴の開いたコックピットに乗り移るという呆れる展開でのとどめがカレン・ブラックのアップ。柳沢慎吾が浮かぶ顔で緊張感皆無のコントに見えました。本作に関与していないという原作者アーサー・ヘイリーは「何じゃこりゃ」と思ったのかどうか聞いてみたいところです。