2.なんだこりゃって言う映画。
押井守監督のファンなら彼が立ち食い師なるものに異常なこだわりを持っていることは知っているだろう。 うる星やつらのアニメで何度も登場しているし。
ぐだぐだと御託を並べただらだらの台詞やナレーションも昔からのもの。 この映画は正に全編ぐだぐだ、だらだら。
特撮はミニパトで使った手法。 戦後の混乱期云々も昔からよく登場する。 結局何一つ新しいものはないのだが、ずーっとこだわってきたものの集大成といえないこともない。
それにしても、やっぱりわけわからない。
部分的に笑えるんだけど。 あるいは音楽担当の川井憲次とか製作に関わってる人たちが立ち食い師として登場したりするのは面白いけど、しかし学芸会乗り、楽屋落ちって言ってしまえばそれまでのこと。
とにかく同じことにこれだけこだわれるというのには感心する。 何十年も同じねたで引っ張るなんてすごいよ。
芸能/芸術の世界ってみんなそうなのかな。
ハンバーガーのゲームでスペルがCOMPLETEじゃなくてCOMPLEATとなっていたのはわざとなのだろうか。 はたまた単なるミスか。 やたら細かいことに深い意味があったりする監督なのでこれにも意味があるのかどうか考えてしまった。