1.《ネタバレ》 僕は辻さんのエコーズの頃の大ファンです。小説も好きです。
しかし、ここはあえて心を鬼にしていいたい。映画監督の才能はない。
良く言えば叙情的映画。
しかし実際は独りよがりで、観客置き去りの映画だ。
25年前に不倫して、その相手がほぼ変わらない美貌でずっと主人公
のことを待ってました。
ありえない・・・・。
社長の座を惜しげもなく同僚に譲り、かっこよくバンコクへ。
ありえない・・・・。
空港にはなぜか嫁さんがいてにっこり微笑みながら不倫相手のいる
バンコクに向かう主人公を見送る。
ありえない・・・・。
ありえないことを映画にしてもいいのです。
しかしこれだけは映画を撮る人は忘れてはいけない。
「観客を感情移入させる」ということ。
これができればどんな映画も成功となる。
次回があるかわかりませんが、辻先生これからもがんばってください。