1.《ネタバレ》 うーん、前評判が良かったので観てみましたが、自分にはいまいちでした。
全体を通して感じるのは、作り手による感動の押し売りです。
演出が単純であざとく、「どう?いいでしょ、この映画」と、終始、押し付けられている感覚なのです。
個性的な三兄弟と幼少時の事故、父との確執、父の病と死。。。どれもがベタベタに手垢のついた設定で、中盤には食傷気味に。
長男と三男に比べて明らかに外見に違和感のあるダウニーJr。「んなわけねぇだろ…」というキャスティングで、無理があります。
このような超ベタな脚本でも、もう少し力量のある監督が撮れば新味も出たのかもしれません。
しかし本作は、既視感ありまくりで、「ザ・アメリカ」的映画の三流版になってしまっていると感じました。
ロバート・デュヴァルの熱演と美しい街並みに2点です。