1.《ネタバレ》 黒木華の女性教師が、少女を探しに夜の古墳を登ってくる。かすかに響いてくる少女の歌声に惹かれるように、、。
となるはずのシーンで、肝心な彼女の歌声はBGMでかき消されてしまう。
人を惹きつける彼女の歌声、自身の人生の転機をもたらす歌声、それを印象づけるという本来ならば重要なシーンで
情景音楽のほうを優先させるという頓珍漢。
子役の歌だから、どうでもよかったのか。
とにかくBGMの垂れ流しがひどい。ヒロインの歌に割りこむようなメリハリのない用法も複数個所。
劇伴を目一杯流しておけば「音楽映画」だという音痴映画である。
警官との小競り合いも取ってつけたような安易さで、切実感まるでなし
。