2.《ネタバレ》 これ、夢でも幻でもなかったんですねえ。
数年前に動画サイトか何かで観た瞬間、当時映画館で味わった衝撃を思い出しました。
ハヌマーンは実在した悪夢だったのです。
同時上映は何だったかなあ、確か「銀河鉄道999」だったかなあ…アニメだった気がします。当時私は幼稚園かそこらだったはずです。結構覚えてるもんですねえ。
・死んだ主人公の少年の遺体を大きな手が空中から現れつかんで持ち運ぶシーン。
・ギャング?悪者が銃を発砲するが、あの笑顔のままでくねくね踊るように銃弾を全て避けるハヌマーン。
・奇妙な立ち姿で空を飛ぶハヌマーン。
これらの映像は30年経ったいまも脳裏に焼きついています。
当時私はこの気味の悪い造型(失敬)のハヌマーンもウルトラ兄弟なの!?なんで?イヤだ!と不快に感じました。でもウルトラ兄弟達はそんな事おくびにも出さず新たな仲間(?)となったハヌマーンと一致団結して空を飛んでいました。それを観て「見た目が気持ち悪いからって見かけで判断しちゃダメなんだ、ハヌマーンもあんなだけど立派な正義のヒーローなんだ!」と子供ながらに恥じ入った記憶があります。当時の私はかなりポジティブで純粋だったのですね。ちなみにハヌマーンが仲間に加わった後のウルトラ兄弟は、いつもと違ってすごく楽しそうに怪獣をぼこぼこにしてたので観ていてとまどったという記憶もオマケについてます。