1.《ネタバレ》 初レビューです(^_^;)
初レビューでこんな評価はどうかとも思ったでのですが、「点数配分の参考」をみるとこの点数になってしまいました。
わたしがこの映画を見た感想を端的に表現すると、「なんだ、地球温暖化の問題って、疑似科学だったんだぁ」でした。
映画の中、ゴアさんは、様々なデータで産業革命以降、地球の平均気温が上がってきていること、そして、その結果、様々な問題が引き起こされることをさもセンセーショナルに訴えています。
しかし、CO2排出量と温暖化の「相関関係」を示すデータは提示しても、「因果関係」を示すデータは全く提示されていません。
また、温暖化に伴って起こると予想されている様々事象の中に「多剤耐性菌」の問題があがっていましたが、多剤耐性菌の問題は、「温暖化」ではなく「抗生物質の濫用」のほうが原因では?(^_^;)
さらに、温暖化懐疑論者のデータは全く提出されていません。どんな根拠で否定しているかを見せてもらえなかったので全く説得力を感じませんでした。
「温暖化」が起こっていないとする科学者は、懐疑論者の中にもほとんどいないというくだりには、あきれてしまいました。「温暖化」は起こっていると科学者のほとんどは思っているのに、温暖化防止のキャンペーンに賛成しないのは政財界の圧力が原因だと匂わせる結果となっているのですが、「温暖化」が起こっているのは、データから明らかな事実ですので、これを否定する科学者がほとんどいないのは、当たり前でしょう(^_^;)懐疑論者が問題としているのは、温暖化の原因がCO2排出に代表されるような「人間の生産活動に主たる原因があるのかどうか」ということだと思うのですが。
ゴアさんには、この辺のところをプレゼンでしっかりと語っていただきたかったのですが、まったく期待はずれでした。
わたしが「おかしいな」と思う点はこのくらいでしょうか。
きっと、専門の理科系科学者や、専門の気象学者、環境学者がみたらもっとたくさんのおかしな点があったでしょうね(^_^;)
正直、こんな、素人にもつっこみどころ満載の杜撰な内容の映画が、各方面から絶賛を受けてるらしい事には非常に驚きでした。
こんな映画見たら、わたしや「かねたたきさん」のように「地球温暖化防止」のキャンペーン自体に疑問を持ってしまうのが普通なんじゃないでしょうか?