1.《ネタバレ》 ゲームを映画空間に置き換える上でのアイデアが貧困。
ロンドン編では水平軸上の運動が、ニューヨーク編では垂直軸上の運動がなく、アクションとして単調。
一応3D仕様らしいが縦軸のアクションすら不発の上に、いずれのゲームも単なる乱打戦で何の戦略的面白みもスリルもない。
そして例によっての80年代風俗ノスタルジー頼りの自堕落。
当初は馬鹿にしていた、あるいは敵対していた男の戦いぶりに、相手を見直す・惚れる三人の女がいる。
その感情が動く瞬間を捉えなければダメだろう。心を通じ合わせながらも雲散霧消していくバーチャルヒロインとの別れ
があれでは、演出の怠慢でしかない。
ストーリーが陳腐ならばもっと細部に凝ったらどうか。