1.“夭折の天才監督”と称されるドイツ人監督であるライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる作品。
その呼び声には遠く及ばず、酷い出来。
音楽の入れ方、カットの割り方、映像センス、無意味なズームアップ、魅力を感じない出演陣・・・などなど、全てがダメダメ。
最後まで観るのが一苦労なレベルだった。
“夭折の天才監督”とは、フランスのジャン・ユスターシュの様な偉大な監督のことを言うのであって、決してファスビンダーのことを指すべきではない、と私は主張したい。
一言で本作を表現してしまえば、「地上波で深夜に適当に放送されてそうな洋画」といった感じだろうか。
眠れない日に、何とはなしにテレビでぼんやり観る分には問題ないが、わざわざレンタルしてまで観たので、かなり損した気分になった。