1.《ネタバレ》 井口昇監督の『ゾンビアス』があまりにも酷かったので、逆に別の作品も見てみたくなった。
大便をした便器や鼻をかんだティッシュを、わざわざ確認しなくてもいいのについ見てしまうようなものだろうか。
本作はスカトロ要素がなかったので、期待?したよりはマシだった。
グロはあるけど、ちゃちな作りでリアリティはないので気持ち悪くはない。
演技は失笑レベルの素人芝居が多くて、穂花がずいぶんまともに見えた。
B級テイスト全開のチープな少年マンガのような映画。
こんなのを堂々と作ってみせる監督は、体裁よく評するなら「少年の心をいつまでも持っている人」。
俗っぽく言えば「永遠のオタク」「いつまでも大人になれない中二病」。
その中二病的欲求に従って、照れることなく楽しんで自分の好きなことをしているのが伝わる。
これって、作品の好き嫌いは別にして、結構羨ましい話ではある。