1.《ネタバレ》 中盤の退屈さと、終盤の詰めの甘すぎる脚本のせいで、「何これ」というのが率直な感想。
「強姦魔の父親の子供は、父を激しく憎み、放火魔になり、父親殺しになりました」って、見ている客に何をどう納得させたいのか、全く意味不明。
父親は、ほめられた人間じゃないが、殺すほどのことはない。
「過去の罪を反省していない」ってのが殺す理由らしいけど、一応、少年院だか刑務所だかに5年間入っていたわけでしょ?
そこで反省は終わっているわけで、それで足りないって思うなら、憎むべきは法制度でしょう。
放火に至っては、理由すらろくに説明してないし。
放火って重罪だよー。
不特定多数が死んでしまう可能性があるわけだから。
ちょうどボヤですむような放火なんて、できるわけないし。
これじゃ真面目に生きてきて、死の病に苦しむ育ての親がかわいそすぎる。
最後、この育ての親が、子供を殺しちゃうんじゃないかと思ったよ。
けど、何もおこらず。
子供は放火と殺人の反省すらしてないし。
犯罪者の子供は、どんなに愛情を注いで育てても犯罪者になるって話ですか?違うでしょ。