1.《ネタバレ》 最初から最後まで一貫して退屈だった。間だらけ。邦画の変な間って巧くはまると気持ち良いけど、はまらないと退屈なだけなんだよな。退屈ならば、せめて映像がキレイだったりするのかと言えば、そうでもないし。時代と映像が合っていない個所があったような。
妖怪のような、変なのが画面に時おり映り込んでくるのだが、その造形のいい加減さは、失笑もの。そんな演出するんだったら妖怪なんか出さなくていいのに。
二人が次第に夫婦になっていくところがメインで描かれるかと思いきやそうでもない。
いつの間にか仲睦まじくされても全然しっくりこない。中途半端なコミカルさと、全体に流れる冷たい雰囲気のミスマッチも心地が悪く、少なくとも僕はこの監督の感性と全く合わないと思った。
クドカンは、かなり水木先生っぽかった。