1.《ネタバレ》 全員ではないが、次から次へと悪い奴に出会って転落の道を辿るなんて不自然過ぎる。ご都合主義と言ってもいい。ラストへ繋げる製作者の意図は分かるが、見ていて白けてしまった。
(以下ネタバレ注意)
それにしても、タツオが最後に助けを求めた蜘蛛の糸をブちぎったのはタツオの一番の友のカナだった。そのことを棚に上げて、ラストでカナが明るく農道を歩いていくのを見るのは釈然としなかった。葬儀の場でリョウを責める展開があったが、違うだろう。人の死が主人公の女を引き立てるダシの一つとして使われているのは何とも不快だった。