レミングスの夏のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レミングスの夏

[レミングスノナツ]
2016年上映時間:98分
平均点:3.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-10-01)
ドラマミステリー青春もの小説の映画化
新規登録(2020-06-02)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2023-01-09)【かっぱ堰】さん
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監督五藤利弘
キャスト前田旺志郎(男優)ナギ/南木秀平
桃果(女優)ミト/神林美都
中村ゆり(女優)
スネオヘアー(男優)
田中要次(男優)
モロ師岡(男優)長峰刑事
渡辺裕之(男優)
脚本五藤利弘
音楽スネオヘアー
編集五藤利弘
あらすじ
中学年2年生の夏休み。幼なじみ5人は、ある目的のために集まった。6年前の悲しい出来事。そこに起因するある願いを叶えるために、彼らは犯罪に手を染める。子供たちはその先にある『新天地』に辿り着けるのだろうか?
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1.《ネタバレ》 冒頭の川の風景は見栄えがしたので期待したが、その後は何の期待にも応えない映画だった。
まず序盤から図書館でのやり取りの茶番感には呆れさせられる。その後の「つまらない仲間割れをいちいち見せないでくれる?」との台詞などは見ている側の感想を代弁しているようだった。若い演者の演技に至らない所があるのは仕方ないとして、そもそも作文のような台詞を読ませること自体に無理がないか。ほかに名の知れた役者も出ているが素人くさく見え、いわゆる脇を固める感じでもないのは演者のせいともいえない。
物語に関しても、途中は何をやっているのかわからないながらも黙って見ていたが、結局最後は支離滅裂な行動のまま終わってしまい、少年少女がここまでやってきたことの目的も結果も不明になっている。かつての殺人者がその後にどうなったかの説明もなく、本来この件に関わるはずの単純とはいえない問題に決着をつけようともせず素通りしてしまった印象だった。
さらに困るのは、少年少女らの一人ひとりがどういう人物なのかが申し訳程度にしか見えず、この連中に心を寄せたくなるものが全くないことである。かろうじて美都という人は心優しい人物とわかって安心したが、特にリーダーの一途な思いが納得できるよう表現されていた気がせず、何でこの男が最後にこういうことになるのかわからないまま終わった。題名から想起される”あの夏”感も全く出ていない。

あまりに映画が不可解だったため原作を読むと、登場人物それぞれに独自の人格を備えた人間としての存在感があり(当然だ)、それぞれの思いを感じて泣かされる場面も多い。何よりこの少年少女らにとっての「新天地」とは何だったのかがちゃんと表現されており(当然だ)、結末には説得力があって感動的だった。改めて映画の方はやっつけ仕事のようなものかと思ったが、ちなみに映画でラストに2人しか出なかったのは年齢相応のキャストを揃えられなかったからかも知れない。
そのようなことで、原作なら8点くらい簡単に付けられるが映画は2点にしておく。ちなみに撮影に協力した某県某市のイメージも全く向上しなかった(芸大に用事で行ったことはあるが)。エンドクレジットで、個人の協賛はともかく地元政財界の名士のような名前を連ねるのは見ていて気分のいいものではない。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 2点(2021-06-05 08:58:17)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 3.50点
000.00%
100.00%
2150.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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