1.《ネタバレ》 今まで見た中でもとびぬけてつまらないアクション映画。キレなし。迫力なし。スピード感なし。説得力なし。緊張感なし。とにかくテンポが悪いです。アクション映画で得られるカタルシスを一切得られないまま終わりを迎えます。
そもそも観客を置いてけぼりにしたまま、ストーリーが勝手に進んでいくのが良くないです。《ストーリー》アンゴラの地雷撤去グループに主人公のエリクソンがいる。そのグループには、新型地雷のビジネスをこっそりやっている悪い奴もいる。エリクソンの息子が死ぬ。⇒5年後⇒新型地雷A6バタフライがアメリカで見つかる。⇒アンゴラから密輸されているっぽいので、もう一人の女性主人公率いる調査団が派遣される⇒女性を除いてみんな死ぬ⇒密輸組織が女性を狙う。⇒それをエリクソンが成り行きで助ける。⇒なんだかんだで組織を壊滅に追い込む。
たったこれだけの事が、説明がへったくそなので、全然伝わってこないんです。おそらく脚本が悪いのでしょう。作っている人間達だけがわかっている状況で、だらだらした展開が延々と終わりまで続きます。誰に感情移入できるわけでもなし、そんな中でいくらドンパチやって爆発させても面白いわけないです。
アクション映画はエンターテイメント作品。派手である前に、『わかりやすさ』が何より大事だと思います。複雑なストーリーでもわかりやすい映画はいくらでもあるんです。自分達だけ楽しんで、自己満足で終わらせるような作品はダメだと思います。