1.《ネタバレ》 男同士でフィギュアのペア、ってとっても面白そうな題材ですし、ネットでも評判がとてもいいですし、劇場ではかなり笑いが湧き上がってましたけど、私には合いませんでした。最初の方でゲ○ネタが出た時点で「嫌な予感がする」って感じでしたが、終わってみれば映画全体が汚いというかグロテスクな印象がしてしまって。何がいけないって、中盤に登場する北朝鮮のビデオの部分。アレはブラックな笑いのシーンなんですけど、私にはアレを楽しめる神経がありません。あのシーンでショック受けた上で、映画を見ている最中にどれだけ色々と真剣に考えてしまったか。当事者にしてみれば凄い悲劇な上に、大イベントの最中、ジョンイルの前で失態を見せた以上はタダでは済まないのだろうな、なんて。それをやらせて平然としているコーチの視点を考えたり、英語を喋れない日本人ネタが出てきたりで、東洋人を見下すアメリカ人の上から目線を感じてしまい、ただのおバカコメディゆえの無責任、無神経さにうーむむ・・・。まあ、おバカ映画をマジに捉える方が悪いんですが。ウィル・フェレルものは私にとって地雷っぽいです。ちなみにラストは『超能力学園Z』を思い出しました。