1.《ネタバレ》 何だこれ?ターミネーターも結局こういう映画になってしまうのか。
話が進むにつれ、だんだんジョン(=アメリカ)の論理が腹立たしくなってくる。
T2が映画史上の傑作であることは否定しようもないが、そもそもあの続編からしてストーリーがおかしな方向に行ってしまっていたことが今になって分かった。
なんだよ結局人間て奴は、機械さえ利用して、あのボタンも押しちゃって、最大の被害者ともいえる奴の命まで頂いてでも、生き延びて行くのかい。
どこまで自分らが可愛いのよ?正しいのよ?
1作目の心振るわせるサスペンスやロマンスはどこ行った?
確かに、ちゃんと見せるとこは見せてるし、アクションは見易さを心掛けてるし、お約束はあるしで水準の出来ではあるけれど、それ以上の何かがあるわけでもない。
おまけに色んな映画のシーンがチラつきまくりのてんこ盛りだ。
もうこれターミネーターでなくってもいいですよ。
3の続きから(反逆軍が出来上がっていくドラマとジョンのカリスマ性)が観たかったんだけど、ジョンは性格変わっちゃってるし(というか元に戻ったのか)、肝心の演説も何でみんながあれに従うのか分からんってくらい惹き付けるものを感じなかったし、あのボタンは押しちゃうしで、個人的には3以下の(というか3のラストには足元にも及ばない)作品だった。
しかしあれ、やっぱ押すんですね。
映画だから仕方ないのかもしれないけど、あの瞬間悲しくなったのが私一人だけではなかったことを、切に願います。
Viva!America.