1.《ネタバレ》 映画『口裂け女』は秘かなお気に入りシリーズ。2作目は近年の邦画ホラーでは上位に食い込む秀作だと思うし、評判の悪い1作目も結構楽しめたクチ。そこで3作目となる本作。「シリーズ最高傑作」というキャッチフレーズに若干以上の不安を覚えたものの、DVDパッケージの美少女に釣られて鑑賞しました。しかし悪い予感ほど当たるもの。残念ながらシリーズワーストの出来でした。とくに期待していた都市伝説の解釈部分がサッパリでした。「私キレイ?」「100メートルを○秒で走る」「ポマードと3回唱えると助かる」等のオイシイネタをまるっとスルー。幽霊・怨念系のありきたりなアプローチにガッカリしました。中心となる筋立ても散漫で分り難く、役者のレベルも総じて低い。0に斜め線が入った「ビギニング」マークは、口裂け女の顔を簡素に図案化したものと推測していましたが、登場する口裂け女のビジュアルとリンクする訳でもなく…。久々にトホホなホラーでありました。トホホラー。