1.《ネタバレ》 スカパーで、長尺を4話に分割してドラマ放送されたものを見ました。たぶん、内容は同じはずです。
…う~ん、正直言って、見なくても良かったかな。
見ても見なくても良かった、ではなく、見なくても良かった、かな。
この原作者のヒトはヘビースモーカーのうえ不健康な生活で若死にしましたが、なにか、そういう「無茶」な感じが、「お話」にも流れている…ように思いますね私は。
リアリティつーもんが、これっぽっちも、ないがな。
キャラクターの誰一人として、現実に居そうではない。
起こった出来事も、有り得なさ過ぎるうえ、必然性を感じさせるようなテクも別にない。
なんかこう、地に足が、ぜんぜん、着いとらん。
「突飛」すぎ…はっきりいって、誰に対してもシンパシーを感じないし、「こんな出来事が起こるかも!」「こんな出来事が本当にあったかも!」とも、1ミリたりとも思えない。
これは「女性を憎む男たち」にまつわる話ということになっていますけど、もうそれがその、「露骨」すぎるんだよなあ。当然のように近親相姦あり、当然のように連続レイプ殺人があり、エロいオヤジは当然のようにレイプする。リスベットは主人公とサッサと寝る。
目を背けたいシーンも、はっきりすっきり全部見せる。
なんか、あけすけなんだよなあ。
これが北欧流…ということなんでしょうか。もともとは海賊が住んでたような野蛮なとこ?ですし。よくわかりません。
全体的に、ショッキングな事件に対するタメが足りないし、事件の衝撃度に比べて関係者のリアクションも足りない。
私はこういうのって、どうも拒否反応が出ちゃってダメですね。
1話ものと割り切った使い捨ての犯罪ドラマなら、なんでもなくスルーするところですが、れっきとした原作者つきの大作しかも3部作でしょう。それでコレなのか。
「好きじゃない」だけでなく「ダメである」と思う。
3部作の第2~3作目も放送予定ですが、私はもういいや。