24.《ネタバレ》 何かもう、すべてが、観念的、作為的、露悪的なのです。みんながみんな、その演技を「させられてる感」が満載です。いくら音楽を被せようが、もっともらしいネット入力風景を差し込もうが、カメラをあれこれ動かそうが、本質は変わりません。見どころは稲森いずみの登場シーンくらいでしょうか。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2024-08-16 01:11:32) |
《改行表示》23.とにかく冗長。「リリイが・・・」とか言いながら全編ドビュッシーに頼り切っていて情けない。 ただ、こどもたちのもうどうしようも無いくらいの狭い世界と閉そく感はリアリティを無視しながらもちゃんと表現していて、大人の観客を赤面させたり歯がゆく苛つかせたり、と成功している。 それから、闇を抱えた人物たちが全員同様に逃げ込む先が自然(田んぼ、小川)のただ中、というのも好い。まぁ現実的に想像すると夕暮れ田んぼの真ん中でウォークマンで聴いていても、リリイ・シュシュの音楽より周りの蛙たちの大合唱のほうが凄い聞こえてくるだろうけれど。 さすがに作り手の監督さんらがまだ厨二病じゃないと思うので、この映画の演出や空気感というものは、経験値が低すぎて何も持ってない事を「透明感(!」であると恥ずかしい解釈をして自分たちは腐った大人たちとは違う存在としたがる哀れな若者たちをまんまと騙すため、なんでしょうね。そう思いたいです。 結局商業的な作品であるということで、評点はどうしても低くなってしまいます。 大人は見る価値無し。 【みっしぇる】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-03-07 22:27:54) |
《改行表示》22.岩井俊二監督の作品は、好きなものもあるが、どうも肌に合わないものがほとんどらしい。 そんな中で、この作品を鑑賞した理由は、“リリイ・シュシュ”という音楽ユニットと、ちょっとした因果があったからである。 リリイ・シュシュは、小林武史がプロデュースしたグループ。 知人がそれに少し関与していて、世に売り出す前に存在を知っていたグループだった。 ちなみに、プロモーションCDも持っていた。 商業的な趣きがプンプンと臭う映画であり、儲けるためにつくった映画を楽しむというのは、やはり私には全くもって無理な話で、しかも、リリイ・シュシュの音楽に共感できなかった私としては、なおのこと辛い。 ただ、岩井俊二の役者の卵を発掘する能力は認めざるを得ない。 蒼井優と市原隼人を発掘したが、現在の活躍をみるにつけ、強くそう思う。 さて、本作で“エーテル”という単語が連発されるが、『20世紀ノスタルジア』を思い起こしてしまうのは私だけだろうか? 広末涼子と一緒に出ていたあの野郎の、「エーテル体♪エーテル体♪」という気色の悪いフレーズが頭をよぎってしまった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-13 05:04:36) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 何を考えているのか、わからない世代・・・ 中学生という多感な思春期の負の部分(万引き、イジメ、売春、レイプ、自殺等)を描いているのだが、思いきり詰め込み過ぎの感あり。 リアルに描こうとしてリアリティをなくしているような気もします。 この世代の若人が観たら、また違う捉え方をするのだろうか? 私は、どちらかと言うと主人公達の親の世代なんで、遠い昔の中学生時代が どうだったか思い出せません(苦笑) それにしても、チャットのやりとりのセリフが見づらくて・・・ いろんな意味で疲れる映画でした。 と書き込んでいるうちに、ふと思い出しましたが・・・ 中学生の頃、劇中の星野君みたいに ある日突然豹変して不良になった奴居ましたわ・・・確かに。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-02-08 05:27:46) |
20.《ネタバレ》 登場人物の息づかい、鼓動、空気感、それらがとてもダイレクトに伝わってきて、ハイライトが白く発光し、フワフワとしたカメラワークは、観ていて世界に引き込まれました。この監督の作品に一貫している素晴しい所です。その上で、家庭離散した星野は、いじめ、盗み、脅迫、レイプ、様々な行動で我々にストレスを与え続け、最期、客観的な視点の映画で、主軸の雄一に殺させます。この瞬間観ていて一番感じたのは、ストレスからの解放感で、それは安堵感でもあり、感じたくない感覚でもあり、結果非常に不快なものとして残っています。この映画で何を描きたかったか真意は計りかねるが、愚行を昇華させる映画は評価できないので、俳優、演出、カメラに一点づつ、内容は0。 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-09-30 16:03:53) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 こういう救いの無い映画は見た時間を返せと言いたくなる。 【MID】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-02-12 04:57:09) |
18.《ネタバレ》 「映画はストーリーではなく、シーンやカットをよくみてくれよ」かつて伊丹十三が若い編集者に語った言葉だそうだ。岩井俊二の映画もまた然りであると思う。作品によって相当好き嫌いはあるが『映像作家』という肩書きがよく似合う監督だ。 【michell】さん [映画館(字幕)] 3点(2004-10-22 18:24:28) |
17.まあ中学生の物語なんだからしょうがないんだけど、字幕の書き込みの内容・やりとりがイタくて興ざめする。(余談。あーゆー書き込みをたまに本当のネット上で見かけるけど、本人はかっこいいとでも思ってるんだろうか・・)映像はきれいでしたが、岩井俊二の限界を見た気がする。ちなみにこの後、リリイ役の女性は本当に「呼吸」というアルバムを出しました。どーせ岩井俊二はこれがヒットして「一人の歌手を発掘した監督」として一躍名声を得ようと思っていたんだろう。 【DELI】さん 3点(2004-09-07 12:02:54) (良:1票) |
《改行表示》16.いらないシーン多いと思います ついでに言うと映像もあんまり好きじゃない はっきり言って何を言いたいのか全くわからなかったです 【れみ】さん 3点(2004-07-03 17:59:24) |
15.「出来れば観たくなかった」観終わった後の感想。 【ロマン人】さん 3点(2004-06-20 13:42:13) |
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14.私の14歳の頃ってこんなにナーバスじゃなかったからなぁ。痛々しいだけで、結局何が言いたいのか分かりませんでした。 |
13.《ネタバレ》 不幸と悪意のパッチワーク。非常に見ていていやな気分になる。必ずしも映画に教訓を求めるわけではないし、ハッピーエンドがだけいいとは思わないが、これを(仮に事実として)見たところで「そっか、今こんなことになってるんだ。だから何?」としか言えない。それとも最後には人を殺してでも解決せよとでも言いたいのだろうか? 【虚学図書之介】さん 3点(2004-03-09 20:12:17) |
12.よく分からない。リアルだったな~って事くらい 【リーム555】さん 3点(2004-02-28 14:15:25) |
《改行表示》11.良い悪いではなく、好き嫌いのハッキリ分かれる作品じゃないでしょうか。私は後者・・・。 14歳の世界のほんの僅かな一部分を取り出しているすぎないのだけど、とにかく強烈な印象を残す描き方をしている。見たくなかったものを無理やり見せ付けられた感じ・・・。観終わった後、しばらく鬱状態になりました。 これほど心理状態に影響を与える作品も少ないので、そういう意味ではスゴイ作品? 【まぐ】さん 3点(2004-02-23 01:09:27) |
10.青少年が出会うかもしれない「いじめ」などなどの題材を散りばめた作品だが、ただそれだけで、登場人物たちの苦悩を描くことには失敗している。 【駆けてゆく雲】さん 3点(2003-12-30 10:57:45) |
9.うーん・・・嫌いですねぇ最近の岩井俊二。また初期みたいな爽やかなの作ってください。 【mimi】さん 3点(2003-06-17 23:48:56) |
8.岩井俊二は結局「現在」だけに向けて映画を撮っている。スワロウテイルでもう駄目だと思ったが、それが決定的になった。普遍的な映画を撮れる人ではない。 【リンチ】さん 3点(2003-04-30 02:19:39) |
7.せっかくいい人ばっか使ってるのに、よかった?? 【kee】さん 3点(2003-03-23 03:38:33) |
6.よくわかんなかった。自分が14歳だったことの気持ち(3年前)、たしかに不安定でゆがんでてどうしようもないかんじはあったけど、この映画ではそれがすべて万引きやらいじめやら援助交際やらで表現されてる。14歳ってそれだけじゃないと思う。もっと別の、いじめ(非行)以外の方法で表現することはできなかったのかなあ。なんかいじめってありきたり。わざとらしい。あと、自分は女だからレイプのシーンとか、女が道具として扱われていてかなり不快。リリィ・シュシュもいったいなんなのかよくわからなかった。(エーテルって何?)チャットの場面多すぎて説明的なかんじだった。ドビュッシーの曲はきれい。まぁ、とにかくこの映画は見る人による。 【195】さん 3点(2003-03-06 21:53:09) |
5.なんじゃ、これ?って感じでした。彼の作品って野島伸二のドラマに似てますよね。レイプとかいじめとか人が興味を示すような題材を使って何が言いたいのか判らず、全体的な描写もしつこい。いい役者を使っているのに自分だけの世界を創り上げて満足している様に思えます。ある些細なきっかけを機にいじめられ始めた主人公、援助交際をさせられる女子高生、家庭不和のため情緒不安定な友達。しかし最終的にどの登場人物の人生は何も変わらず人を刺したり、自殺したり不幸のオンパレード。監督なりの答えの出し方だろうが、見ていてブルーになる。オープニングでリリィ・シュシュという架空のアーティストの話題でチャットのシーンが出る。やたらと言葉の羅列が出てくる。中盤でも、後半でも常に出る。主人公の転機は沖縄の旅行以来らしいがその沖縄の旅ビデオも延々と続く。こんなものを強引に見せられ息苦しいのに、最終的にも物語を何も昇華させようとしない拷問のような映画でした。大沢たかお、市川実和子、稲盛いずみ端役で出てましたがなんで出たの? 【さかQ】さん 3点(2003-02-11 04:26:55) |