1.ギロンのデザインが余りに見事なのでてっきりH.R.ギーガーの仕事かと勘違いした程だ(ウソつけ)。ガメラがあれほど苦戦したギャオスを何と秒殺!哀れガメラもギロンの刃の犠牲となり、三枚におろされて刺身となり果てるのか!?って、よく考えると(考えるまでもなく)ギロンの武器は亀相手には効かなそう。なんだか八百長くさいなあ。でも、このように、悪役も実績積んでから最終決戦に挑むのは、よい姿勢です。プロレスもシリーズ通じて強さをアピールしたレスラーが最終戦でタイトルマッチやるから盛り上がるんです。米映画も少しは見習え。子供が脳天割られそうになる場面は血も凍る戦慄のシーンで、とても正視出来ませんでした(そんな時代もあったのさ。←仁鶴かよ)。正直言うと、昭和ガメラの中では、思い入れの強さで他の作品に一歩譲る映画ではあります。