1.《ネタバレ》 芸術作品の最小の単体は、社会から切り離して観る側に依存させない、その作品単体であるという個人的な観点を前提とした評価。なので、その実験性や社会へのメッセージ性などは全く評価せずに鑑賞した。自然、交通、街、人、生産、消費、回路、社会と焦点が切り替わっていった気がするが、特に意図を見いだせない。単純に映像トリックとして「こんな面白い見方ができるんだぜ」というアピールにしか見て取れない。ただ、その見せ方や音楽とのシンクロは上手で、飽きさせずに、しかも物語性をもって見せてくれた。スゴイと思う。