1.《ネタバレ》 倦怠感というより、退屈な空気が作品全体を覆っている。
映像も決して綺麗とは言い難い。
何より、主演の俳優がモテ過ぎるわりに、特にかっこよくもないというのが難点。
女優陣もパッとしない。
唯一、共感できるのは、こういうあてもない放浪の旅ってのは、想像以上に何も生み出さず、空虚感と侘しさ、孤独感しかないということ。
若い頃、こういう一人旅的なものに憧れた時期もあったが、実際に実行してみると、この映画が語る内容そのものだった。
それがフラッシュバックしたかの様に、目を背けたくなるような寂しさが、この映画にはある。