3.《ネタバレ》 いやあ、ノレない。ヒロインの行動パターンがオカシイというのもあるけど、脚本のせいばかりでもなくて、J・L・カーティスという中性顔の女優に「オンナ」をやらせる、ってのが見ててしっくり来ない。周りの男たちが熱を上げるほどの「守ってあげたい」タイプでは決してない。ラストなんてもう男の顔だった。雄雄しいったら。
相方に手錠までかけてシリアル・キラーと一人で対決ってのも無謀だし、隣室に犯人がいるのに刑事二人でベッドで始めちゃうって、どうだコレ。その上犯人のアイツ、なんでその最中に襲撃しないわけ。ことが済んで、刑事(男)が風呂場に来てから発砲、ってずっと待ってた意味何かあるのか。
犯人がやたらしつこく、ターミネーターばりにやられない。ラストもかなり引っ張った方と思う。この不死身のしつこさ描写はなかなか出色だけども、なんせアメリカは銃社会、あんなに銃を見て陶酔しちゃうような奴はコンビニでたまたま拾うよりもっと先に、何丁も所持してそうなものだけど。