3.《ネタバレ》 原作未読、2013年版が良かったので1974年版も見ました。まず第一に2013年版から見てしまったことが失敗でした。この映画の正しい順番は「1974年版を見る」→「2013年版を見る」→「原作を読む」ではないかと思います。そもそも脚本的(物語的)にはどちらも似たような感じでトレースしてあるので、どちらを見ても大差ないように思います。あくまでエンタメとしての映画という視点で評価しました。
2013年版と比較してしまうと1974年版は全てにおいて「古い」、この言葉しかありませんでした。撮影手法、演技、立ち振る舞い、画質、セット、、何から何までショボく見えてしまったのは致命的でした。また、暑さのせいか皆さん終始汗ばんでいるのもかなり気になりました(夏を表現したのは理解できるが、、優雅に見えない)。
確かにレッドフォードは美男子ですが成り上がった感があまりなく、ただの御曹司にしか見えません。デイジーLOVEなガツガツ感もなく、シュッとした佇まいが冗長さに拍車をかけているように感じました。デイジー(ミア・ファロー)に関しても気が強すぎるように見えて、どうにもミスキャストではないか?と感じてしまいました。やはり男を振り回す女ってのはグズでノロマで、何を考えているのか判らないホンワカした優柔不断な雰囲気があったほうがイイような気がしました。
終盤の流れは1974年版のほうが若干情緒的だったかな?とは感じましたが、しかし評価に大きく影響しない程度のものだと思います。色んな意見はありますがやはり2013年版のほうが音楽含めて印象的でトータルで素晴らしかったように感じます。ぶっちゃけ、2013年版が圧勝かな。