1.《ネタバレ》 恋愛シーンでのやりとり、コメディ要素、そして軍の規律など、とにかく自分の感覚には合わない作品だった。
中佐は最初から最後まで一貫して自分の考えを曲げず、完全に戦況不利な状況で自分の命が助かる最後の救いの手も取らない。最期まで「臆病者」にならず、軍人として名誉ある死に方をした英雄である・・・と、言いたいことはわかるのですが、感覚が違いすぎて共感ができませんでした。そこに至る過程の部隊の面々とのやりとりもそうですが、どうしても合理性に欠けているように思えてしまいます。こうこうこういう理由でこう、故にこうする、というのならまだわかるのですが・・・
また、個人的にフィルに全く魅力を感じませんでした。もちろん性格的な意味で。なんかかなりの地雷さんな気がする・・・
良かった点はやはり騎兵隊ないし馬で駆けるシーン。展開はベタですが、それをものともしない疾走感と迫力があります。あと、音楽に合わせて外で踊る二人のシーンも良かった。