3.《ネタバレ》 神様が人間を滅ぼそうとする映画なんだけど、中身は、よくある立て籠もりゾンビ系映画テイスト。で、襲ってくるのが、ゾンビじゃなくて天使が憑依した人間の軍団。こんなおバカな映画でも、ノリがよければ、それなりに楽しめるんだけど、なんだか退屈。この手の映画では、立て籠もった主人公たちに序盤で攻撃が開始され、いったん敵を退却させた後に、各キャラの背景を語り合う人間ドラマが展開されるってのがお約束なんだけど、この映画では、その部分がしつこかったなー。誰かと誰かが自分の背負ってるものを話しあい、「オレ、お前、仲間」な展開がキャラを変えて3回連続ある。その後のドラマもお約束のオンパレード。設定がバカなんだから、お約束なんて無視すりゃいいのに。ただ、天使ガブリエルの戦い方には度肝を抜かれた。あんな戦い方する天使みたことない。翼を防御にも攻撃にも使ってクルクルクル、か・・っこえ~・・。そして序盤の怪物おばあちゃんもよかった。おばあちゃんはやっぱ天井這ってこそ、怖いってもんだ。最後の味方天使ミカエルには笑けたなー。ドヤ顔でかっこよく決めて去る。それを憧れのまなざしで見送る主人公。マジなのかギャグなのか制作一同はどんな感情で、これ作ったんだろう。そこが一番気になる。