6.《ネタバレ》 アクション?SF?いや、これはコメディ。コメディというより寒いギャグ。
最初はその世界観、突拍子もないアイデアに魅せられるのですが、すぐに飽き・・・最初の50分がひたすら退屈。とにかく話が進まない、広がらない。で、終盤になると突然宇宙戦艦同士の激しいバトルが始まって、細かいことを気にしなければビジュアル的に面白いです。
で、この映画一見バカ映画ふうなんですが、いたるところに強烈なアイロニーをふりまいています。
北朝鮮の代表に、いかにも言いそうなことを言わせて、結果世界中から笑われたり。
『アメリカが唯一勝ったのはナチだけ』と女性大統領に言わせてみたり。『アメリカはいいの』はさすがに吹きました。
最後の各国の首脳同士の大乱闘なんてその最たるもの。共通の敵がいればとりあえず手を組むけれど、共通の敵がいなくなればいずれ人類は自滅するとでも言いたいのかな?
あのね、そんなことは言われなくてもみんなわかっているの。
そーゆーメッセージを発信したいのであれば、せめて映画を面白く作ってくださいな。
発信のツールとして映画を媒体にする以上、中身が面白くないと伝わるものも伝わりませんぜ。
・・・・・・レナーテのおかげでなんとか最後まで見れたようなもんです。