3.映像が綺麗だという評判を聞き、鑑賞した。
しかし、私が思っていた映像の美しさとは異なるものだった。
ネストール・アルメンドロスは大好きなカメラマンだが、本作のアメリカ的映像と完全に喧嘩してしまっていて、良いところが出ていない。
映像技術先行で、芸術的美しさの欠けるアメリカ映画に、ネストール・アルメンドロスの良さが全て殺されてしまった感じ。
ネストール・アルメンドロスは、やはりフランス映画にてこそ、その本領を発揮するカメラマンであろう。
ストーリーは、途中、集中力を失うほどにつまらないもので、最後はどうでも良くなってしまった。