1.《ネタバレ》 悲しい事ばかりを期待していたわけではない。ただ、しんみりとしっとりとしたものを観るつもりだったのですが、ロックバンドの彼氏が出てきたところから嫌な予感が的中してしまったわけですが。
ロック調の曲が耳障りな上に現在過去現在過去現在過去ときて彼氏が登場する度にロックだ パーティーだとなんやけたたましい。とても感動には辿り着かない。やたらキスがチュパチュパチ多いのに嫌気がさしてしまった。気持ち悪くもなってしまった。もしかしたらこれって一映画の中で二人で交わしたキスシーンの回数のギネスに載ってしまうくらいのしつこさになっていたのかもしれない 悪く言ってしまえばもう腑抜けにしか見えないバカップル。
生死との戦い、家族の死、じっくりと耳を傾けたいチェコ演奏など集中したい場面は大いにあったのに、哀しい雪景色と共に全てがかき消されてしまったロック調のやかましさとバカップルのチュパチュパに。気付けば、そんなにキッスばかりするならどっか隠れて陰でやれっとか思ってしまう心の狭い自分になっていた。当然、心は晴れぬご帰宅、あとに残ったものといえば残念な思いしかない。