1.《ネタバレ》 あまり自分の中ではハマらなかったかな。ハマらなかった理由を自分なりに少し整理してみます。
①浅野忠信さんのセリフが私には棒読みのように感じた。特に再婚相手役の奈苗(=田中麗奈さん)やその子供の薫に話しているときなんかは特にそれが顕著に感じられた。セリフがそういう形になっていたからかもしれないが、浅野さんはこういう役にあっていないと思いました。
②沢田のDVや、妊婦である奈苗が突き飛ばされるシーンなんかは映画と言えど見るに耐えなかった。小さい子供がそれを見て怯えて泣き叫んだりしている様を映画だと割り切って鑑賞することができず、一時停止して呼吸を整えてからようやく続きを見れました。キツかった。。。
③↑のようなキツいシーンを演じた役柄の人たちが、最後なんだか急にいい人になることがまた急すぎてついていけなかった。昔別れた家族と言えど、実の娘と会うのに多額の手数料を要求するような人間が最後あんないい感じに終わりますかね??スーツ着て、プレゼント用意してあって、なんだかしみじみと思い出語ってスッと消える。逆に作り物感が強すぎて違和感が消えませんでしたけど。浅野さん演じる主人公も同様。急に最後物分かりが良くなって、きっかけはあったんでしょうがそれでそんなに変わるか?って言うのも最後まで受け入れられなかったかな。
以上、いろいろ書き連ねましたがあまり気持ちを入れられる映画ではなかったですね。作中の女性たち(女の子たちも)があまりにも可哀想な扱いをされすぎて。田中麗奈さんなんかいつもとても穏やかに旦那に接しているのに、あの旦那の態度ったら。子供たちに対する夫の態度も誠実とは言えず、最後まで自分の気分、自分の理論で押し倒した夫に深い嫌悪感。
ある意味ではリアルなストーリーを見せてもらったと考えるべきなんでしょうが、「幼な子」が生まれる家庭の話としてはあまり見たくない、不快なものでした。