9.アクションはなかなか見ごたえがあります。ジェット・リーの個性を殺してしまっていたジョエル・シルバー作品と比較すると、ベッソンの方がマーシャルアーツの扱いは上。小柄なリーがデカイ白人をぶちのめす大興奮のアクションなど、カンフー映画に求められているものをよく分かっているなぁと感心しました。しかし、お話があまりにボロボロで映画としての体をなしていません。殺人を隠蔽することが事の発端だったのに、高級ホテルでマシンガンを乱射するわ、観光船で大捕りものをやるわとやりたい放題。仮に殺人の隠蔽には成功しても、別の件で大問題になるだろと呆れてしまいます。あくまでカンフーを見せるための映画なので緻密な設定である必要はないものの、見ている者に疑問を抱かせない程度の作りにはしておくべきです。また、チェッキー・カリョ扮するリチャードと、ブリジット・フォンダ扮するジェシカの関係も理解不能。自分の彼女を娼婦にするなんて金目的のヒモがやることなのですが、大臣に接触するほどのエリート刑事であるリチャードが、娘を人質にとり、ジェシカをヤク漬けにしてまで彼女に客をとらせている理由がよくわかりません。思いついた設定を適当に繋げただけなのか、何もかもがメチャクチャなのです。さらに、脚本がメチャクチャな一方で役者がしっかりしているせいで、ジェシカが暴力をふるわれたり暴言を吐かれたりする場面が妙に生々しく、見ていてかなり不快になりました。。。「フィフス・エレメント」の資金を調達するために即興で作った「レオン」が思いのほか好評だったためか、ベッソンはアクション映画について誤った認識を持ったようです。アクションを見ている人間はストーリーなど気にしていないから、強引な設定でも特に問題なし。そこにメロドラマをトッピングすれば観客は大喜び。実際、本作以降もベッソンはお手軽な人情アクションを続々とプロデュースしていきます。ベッソン、目を覚ましてくれ。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-09-23 23:45:44) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 アクションシーン以外は本当につまらない。「事件」にするために、都合よくことが運びすぎ。ビデオには映っちゃったし、そのテープを簡単に手に入れちゃったし、同じ現場にいたストリッパーと偶然出くわすし・・・。こうでもしなければダラダラしてしまうのは見え見えだから仕方ないかもしれないが。そして演出としては、終始シリアス路線を意識しただろうが、それに伴うドラマはないし、アクションシーンはむしろコメディに見える。特にビリヤード球のカンフーサッカーは笑った。悪役のチェッキー・カリョも嫌いな俳優ではないが、あまりにも「悪」という演出があざとすぎて、良い悪役には映らなかった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-11-18 09:28:15) |
7.ジェットリーは好きなんですが。この映画はホントつまらなかった。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-06-19 08:38:11) |
6.海外版「北斗の拳」って感じかな。確かにアクションはカッコ良かったけど、このオチのために真面目に見ていた自分が切ないさ。思わず「キスオブザドラゴンって・・・の事かよっ!!」ってツっこんでしまいました。しかも何回も。 【ナツ】さん 3点(2003-12-04 22:12:15) |
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4.《ネタバレ》 娼婦の親子2人助けるために、フランスでチビの中国人が人殺して大暴れ。そんな映画です。リー・リンチェイってジャッキー・チェンに比べてやっぱり華がない。その辺の差が出たっつうか、ベッソンの脚本もなんだかなあで、拍車をかけたというか。スカッとはしないアクションです。 【拇指】さん 3点(2003-11-18 00:31:43) |
3.ジェットリー不細工だろ。針まで使っちゃうし、ベッソンは日本や中国を勘違いしてるよ。勘違いしてる観客に見せるためかなあ。 【木根万太郎】さん 3点(2003-03-09 13:09:43) |
2.べッソンどうしたんでしょ。。。。最近やばくなってきてるなぁ。としみじみと。。 【ロッタ】さん 3点(2002-07-01 01:08:29) |
【ボバン】さん 3点(2002-02-24 02:39:18) |