4.何と言うか、まあ……。『悪魔の辞典』で有名な作家A.ピアスがメキシコで行方を絶った裏には、実はこんな話が……。という、実話を題材にとって膨らませた辺りがこの話の肝であり面白味なんだが、如何んせん話が遅い。
頑張って『1』に近づけようとした気持ちは分かるが、今更そこまで勿体付けてどーする? っつーくらい展開が遅くて退屈で観てられない。『1』は、最初だから許されたのよ、あの意表を突くバカ展開が。でも『3』ともなると吸血鬼映画だってコトは既に判ってるワケで、だったらさっさと本題に入れよ、と。
最後のエンドロール後のシークエンスもねぇ……。なんだか、小説『ぼっけぇきょうてぇ』の二口女オチを思い出した。それを評して荒俣宏氏は「悪女の深情け」と。w 言い得て妙ですな。www