1.《ネタバレ》 とりあえず主人公が行きずりの青年とめぐり会い、適当な町に落ち着くのですが・・・この主人公は、一応、(自分の体験にも基づいて)「悪人も即刻処刑するのではなく、法の裁きをきちんと受けさせる」というのが信条のようなのですが、それが作中で効果的に描かれているわけではありません。また、相棒的存在の青年も、まともになるのか悪の道に走るのか、両面があるというよりも単に描写がぶれているだけですし、町の人たちも、最初の誤解を主人公に謝って打ち解けたかと思えば、急に手のひら返しをしたり、また急に信頼してきたりと、やはりぶれぶれです。結果、途中からは進行が思いっきり息切れしてしまいました。