1.《ネタバレ》 ハシカンがバンバンとアクションキメる映画なんてそれだけで最高!...って期待してたのだけど、酷くポンコツな映画でシオシオのパーよ。最初からバカくさいカット割、編集で台無し。
そもそもハシカンがなんで殺し屋なのか判んないのよね。どういう過去、経緯、経験、意志、思い、キモチから人を殺してるのか最後まで不明。人殺しよりも簿記の勉強の方が大事らしいっていうのは判るのだけど。
それに毎度お馴染みなヤクザの内部抗争話なんて面白くもなんともない上、親分がねちっこいクドい演技(つーか芸風)でゲンナリな佐藤二朗さんでしょ? 更に岡村隆史さんもテレビで見るいつものバラエティノリだし、アイツただの不死身だし、あんな店構えじゃ普通にお客さん入ってきちゃうの当たり前だし、警察存在してないし、あの状況から彼が生き延びる方法を論理的に説明して頂きたいところだし、もうマジメに映画作ろうって気はないです、みたいな。
唯一良かったのは太田夢莉さん演じるスナイパーだりあくらいね。彼女にはドラマがあったし血が通ってたわ。それでももっと掘り下げて、いや、せめてもうちょっと長くスクリーンに映しておいて欲しかったけれど。
これマンガ原作なので多分マンガの感覚を映画で表現してみようとしてるのよね? でもコマ割みたいな繋がってないカットは本当にちゃんと繋がってなくて破綻しちゃってるわ。そのアクションと次のアクションは矛盾してるので成立しません、みたいな箇所がたっぷり。ハシカン本人が動いてるところはモッサリしてるし、かと思うとフラッシュかソニックかみたいな動きしちゃったりするし(あれだけ動けるのならば中盤以降苦戦なんかしないハズでしょ?)。
もっと圧倒的に激強で可愛くてカッコいいだけで良かったのに、そしてもっと上映時間ずっと短ければ良かったのにね。途中でもう見るのやめて帰ろっかな・・・とか思っちゃったわ。そうは言っても貧乏性だから見ちゃうんだけど。