2. 原作未読。本作は、キャラクターだけを使い、時代背景も変えたオリジナルストーリーとのこと。作者のモンゴメリーは天国で何と言ってることでしょう。きっと森進一の「おふくろさん騒動」なんか比べ物にならないくらいのショックを受けているだろうと思います。
この映画には周囲の人たちを惹きつける想像力豊かな少女アンの面影は全く描かれていません。
前2作の生き方を完全否定したかのようなセックスと血生臭い匂いがプンプンします。
「ターミネーター3」と同じような感想を持ちました。「なんなんだ、これ?」って感じです。
そのうち製作者側から「この作品はなかったことにしてくれ」と言って4作目が作られるかもしれません。
でも考え方を変えれば、これは原作者の書いたものではないから1作目のアンは永遠なんだと割り切ることができます。
ホント、かなりのコケ具合です。
「赤毛のアン」を餌にして、確実な興行成績を狙っただけの作品。
俳優陣は出演を拒否すべきだった。