2.《ネタバレ》 マルコとクロの顔の区別がなかなかつかなくて混乱。
後半になってやっと見分けがついてきたほど。
初めて見る外国人俳優が同じような体格、髪型、ヒゲ面だと、見分けるのに苦労する。
シリアスな歴史ドラマか、シニカルなコメディか、はたまた社会派ファンタジーか、いずれにしても個性的で癖のある映画。
だけど、その独特の世界観がとっつきにくく、あのやたら騒がしいノリもどうも合わない。
身内ネタでハイテンションに盛り上がるパーティに出て、付いていけなくて隅っこで固まっているような居心地の悪さ。
終盤になってようやく面白くなってはきたが、それまでが長すぎる。
3時間近くある映画だが、もう少しコンパクトにまとめてくれないと。
内容も旧ユーゴの歴史に馴染みが薄いのであまりピンとこない。
そうしたことに詳しいと、皮肉に満ちたメタファーももっとはっきり伝わるのだろうけど。
いろんな点で、苦手なタイプの作品。